TOP | その他の情報 | タクミ人事ニュース | 人事ニュース 2024年9月号

タクミ人事ニュース

2024.9 号
タクミ人事ニュース9月号
 
2024/9/20 人事・経営管理本部

『技術者』と『技能者』って同じ?

 

 カーキのユニフォームを身に纏うみなさんは、技術者ですか?それとも技能者ですか?
 
似たようなこれらの言葉ですが、みなさんはその違いを理解して使用していますか?
 
今回は、この2つの職種について、それぞれの職務と労働環境について概要をお伝えします。
 
〇技術者の定義
 
 関係法令の定めにより、建設工事を施工する場合には、工事現場における工事の施工の技術上の管理を司る者として、監理技術者や主任技術者を置かなければなりません。技術者の職務として、「当該建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理および当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督」と規定されています。
 
〇技能労働者の定義
 
 法令上、技能労働者の定義はなされていない。労働力調査においては、「建設業の生産工程従事者、建設・採掘従事者、輸送・機械運転従事者」を技能者としている。

〇技術者と技能労働者の違い
 
 技能労働者とは、建設工事の直接的な作業を行う技能を有する労働者である。一方、技術者とは施工管理を行う者であり、直接的な作業は基本的には行わない。
 ⇒ 電気工事施工管理技士=「技術者」 電気工事士=「技能者」
 

 
〇技術者と技能労働者のざっくり比較

  全国の労働人口 平均年収 合格率 当社の保有者数
1級電気工事施工管理技士 建設技術者
約37万人
600万円程度 40%前後 5人
2級電気工事施工管理技士 440万円程度 50%前後 2人
第一種電気工事士 建設技能者
約307万人
450万円程度 50%前後 23人
第二種電気工事士 370万円程度 60%前後 25人
 
 
 

 
ご存じのとおり、建設業の人材不足は深刻さを増しており、特にも技能者の減少が著しい状況です。実は10年以内に建設人口の約30%が定年退職を迎えるのです。
 
平均年齢が30歳の当社は10年後だってバリバリ頑張れる技能者が賑やかに集う唯一無二の電設企業です!
 

 
 施工管理をメインとする電設企業の技術者は夜な夜な遅くまで残業しているそうです。
当社でも公共事業を請け負うと、国や自治体に提出する書類作成に追われます(泣)
 
確かに、施工管理がメインだと採算性が向上し、年収は高くなる傾向にあります。施工管理の給料が高いのには、やはりそれ相応の理由があるんですね!
 

【担当】
管理本部 採用・人事担当課長 椛本
人事直通 080-08201-1033
メール  kabamoto@takumi-denki.net