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タクミ人事ニュース

2023.9 号
タクミ人事ニュース9月号
 
2023/9/15 人事・経営管理本部

クラッシャー上司(先輩)に無意識のうちになっていませんか!?

 

 
【北風と太陽】(イソップ寓話より)

空の上で太陽と北風が遊んでいましたが、どちらが強いかと言い争いを始めてしまいます。そして、力比べをすることになりました。力比べの方法はというと、道を歩く旅人の服を脱がせた方の勝ちだというものです。
先攻は北風です。冷たい風を思いっきり旅人に吹きつけ、服を吹き飛ばそうと一生懸命に頑張ります。でも、旅人は背中を丸めながらも歩き続きます。北風はさらに強く風を吹きますが、旅人は服を押さえて身を守ります。北風がますます風を強めると、旅人はさらに服を着込んでしまいました。
北風が疲れ果てて諦めると、次は太陽の出番です。太陽は北風と違って乱暴な方法は使わないと言います。そして、空から穏やかな光を地上に送りました。旅人は、急に暖かくなってきたので不思議そうに空を見上げぽかぽか陽気に誘われて服を脱ぎました。そして、野原の草も森の木もぐんぐん葉っぱを広げ、鳥たちも楽しそうに歌い始めました。

 
 さて、昔懐かしいイソップ寓話についてご紹介しましたが、組織のリーダーの在り方について、不朽の名著『人を動かす』(デール・カーネギー著)でも引用されています。
 
北風のように強引に厳しい態度で人を動かそうとすると、人は反発し、かえって頑(かたく)なになるものです。
 
太陽のように、相手の気持ちを考えて温かい言葉をかけ続ければ、自ら行動してくれるという教訓ですね。
 
限られた時間の中で部下に最高のパフォーマンスを発揮させ成長させるために私は「太陽7」、「北風3」くらいのバランスのとれた上司になりたいと個人的に思っています。
 
そうすることで、集中力や作業効率が向上し残業時間の削減が期待できます。
 
また、太陽が沈む前に達成感や充実感が満ち溢れた表情で退勤できるため、QOLやワークライフバランスの向上にも効果的です!
 
 ところで、「パワハラ上司」という言葉はタクミの社外ではだいぶ耳にするようになりましたが、「クラッシャー上司」という言葉をみなさんは聞いたことはありますか?
 
クラッシャーと聞くと、悪役プロレスラーのように何やら怖い響きがありますよね。

このクラッシャー上司とは、パワハラ上司と共通点が多いものの、実は別ものなんですよ。
 
優位な立場を利用して憂さ晴らしや嫌がらせをする自分の感情がコントロールできないパワハラ上司とは異なり、クラッシャー上司は「自分は善である」という過信があり、仕事や業績のことしか考えられず他人への共感は決定的に欠如している「デキるヤツ」なんです。
 
 ここでは、自分がクラッシャー上司(先輩)かどうかチェックする方法とクラッシャー上司にならないための5つの習慣について紹介したいと思います。
 
みなさんもぜひご自分でこっそりチェック、そして「自分は違う!」と豪語する方はぜひ一度部下や後輩の方にチェックしてもらいましょう!
 

 

 
 私も恐る恐る部下に評価させてみました。結果は、上の赤いチェックマークのとおりでした! ※ 模範的な結果ですが、捏造や改ざんは一切しておりません!
 
 最後に、デール・カーネギーが著書『人を動かす』の中で提唱している「人を変える9つ原則」をご紹介します。(詳しくは、今月のリクマガをチェック!)
 

〇まず褒める  遠回しに注意を与える 〇自分の過ちを話す 〇命令しない 〇顔をつぶさない 〇期待をかける 〇わずかなことでも褒める 〇激励する 〇喜んで協力させる

 
部下や後輩に改善してほしいことがあるとき、ぜひ意識して実践してみてください!月例経営MTGで研修予定!
 

【担当】
管理本部 採用・人事担当課長 椛本
人事直通 080-08201-1033
メール  kabamoto@takumi-denki.net