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タクミ・リクルートマガジン

2024.9 号
 

 タクミ電撃リクルートマガジン9月号

 

正論は人を傷つける!?

 

 
 こんにちは♪『人の事に一生懸命!』タクミグループ人事・経営管理本部です。
 
石破茂氏が5度目の挑戦で遂に自民党新総裁に選出されましたね。
 
党内で不人気と言われていた石破氏ですが、決戦投票直前のスピーチは、まず謝罪の言葉から入ったのがとても印象的でした。
 
冒頭、第2次安倍晋三政権など歴代政権に批判的な立場をとることが多かった自身の過去について「多くの足らざるところがあり、多くの方々の気持ちを傷つけた」と述べ、「心からお詫びを申し上げる」と謝罪しました。
 
その後の決戦投票で高市氏に21票差をつけて新総裁に選出された石破氏が、テレビ朝日の報道STATIONに出演して語った言葉が私はとても印象に残っています。
 
大越健介キャスターから謝罪の真意について問われた石破氏は、過去に竹下登元総理から言われた言葉を紹介しました。
 
「竹下登先生に
『石破やお前な、自分が正しいと思ってることを言っているんだろう。だけど、正しいと思っていることを言う時は、人を傷つけるということを忘れるな。かといって言うべきことを言わないなら、この仕事はやらない方がいい。』
と言われました。それを忘れていたかもしれない。」
 
と、正論に走り過ぎていた自分自身の言動を自己満足であったかもしれないと語っていました。
 
この石破新総裁の言葉を聞いて、私は目から鱗が落ちる思いで自身の人生を振り返りました。
 

 
 ところで、テレビの国会中継を見ると、「内閣総理大臣 安倍晋三君」議長が議員の名前に「君(くん)」をつけて呼んでいるのを耳にします。
 
一般的には、男の子の名前を呼ぶときに「〇〇くん」と呼ぶことが普通ですが、国会では男性、女性に関わらず、「君(くん)」をつけて呼んでいます。
 
実は、衆議院規則には「議員は、互いに敬称を用いなければならない」とあり、参議院先例集には「議員は、議場又は委員会議室においては互いに敬称として『君』を用いる」と明記されています。
 
では、なぜ「君」と呼ぶのでしょう。
 
起源は江戸末期まで遡ります。
 
身分制度がはっきりしていた時代では、目上の者から目下の者へは「殿」、目下の者から目上の者へは「様」を付けて呼んでいました。
 
しかし、このままでは身分の違いにより対等な議論が行えないと考え、どんな身分の者にも共通して使える敬称として「君主」「主君」から「君」を付けるようになったそうです。
 
「君」を付けることで、身分も年齢も性別を超えた対等な立場となり、相手への敬意も込められると、吉田松陰が考えたとされています。
 
 
 呼び捨てにしないことが相手への敬意の表れとされ、敬称を付けて呼ぶことがパワハラの防止に繋がると言われています。
 
当社では、基本的に愛着を込めて下の名前やニックネームで呼ぶことが多い印象ですが、今後は当社でも「君付け」で呼び合うよう社内規定に盛り込もうかとちらっと頭をよぎりました。
 
しかし、危険を伴う現場での事故を誘発し大切な社員に「軽傷」をもたらしかねない自己満足だと思えたので、この法案は棄却します(笑)
 
 


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