タクミ・リクルートマガジン
タクミ電撃リクルートマガジン11月号

みなさんもリアルタイムでご覧になったのではないでしょうか!
サッカーのFIFAワールドカップカタール大会で23日、日本代表(世界ランキング24位)が金星を挙げました。ドーハで行われたE組初戦でドイツ代表(11位)と対戦した日本代表は、後半に途中出場の堂安、浅野がゴールを決め、2―1で逆転勝利を収めました。
終盤1点リードして迎えたアディショナルタイムはドイツ代表の猛攻を受け手に汗握るヒヤヒヤの展開でしたね!それにしても長い7分間でした。
日本サッカーは1960年に旧西ドイツからデットマール・クラマーを招き、本格的な強化が始まったそうです。その後も日本はドイツの育成方法や施設を手本にするなどサッカーの師と言える国で、そんな道標だったドイツを今回のW杯初対戦で撃破して見せました。
ドイツにはこれまで多くの日本人選手が渡り、世界レベルを体感して日本の底上げにつなげてきました。主将の吉田麻也は敬意を示しつつ「この対戦を機に日本の成長した姿を見せたい。世界に大きなサプライズを起こせたら」と語っていました。
その言葉通り、大きな衝撃そして感動を与えてくれました!今回の快挙を受け、スポーツ各紙では日本代表の歴史的快挙について日本代表がチームで共有してきた森保監督が掲げる「よい守備からよい攻撃」という戦い方が勝因であったと報じています。
前半劣勢にあり苦しい展開を強いられるもチーム全員で勝利を信じ、よい攻撃を仕掛けるチャンスを絶えずうかがいつつ、辛抱強くよい守備に徹したことが日本代表を勝利へと導いたと分析・評価しているようです。
今回の開催国であるカタールですが、実は世界第3位の天然ガスLNG)埋蔵量と石油埋蔵量を背景に国民一人あたりのGDPは世界トップ10にランクインする裕福な国なのです。
潤沢なオイルマネーにより所得税はなく、医療費、電気代、電話代も無料です。一方、世界有数のLNG輸出国であり一人あたりの二酸化有炭素排出量は世界一とのことです。
埋蔵する化石燃料に依存する経済体制で、輸出に占める鉱業の割合は非常に高く、世界シェア13%を超えるLNGや石油など化石燃料を主要貿易品目としており、その輸出先第1位は何と日本なのです!

化石燃料と言えば、今月6日からエジプトのシャルムエルシェイクで開かれていた国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)が予定会期を2日延長して20日閉幕しました。
あいにく温室効果ガス(GHG)削減対策を加速させる具体的な数値目標や化石燃料の廃止につながる内容は盛り込まれず、対策加速では前進が見られなかったと評されています。
昨年のCOP26では今世紀末の気温上昇を産業革命前比で1.5℃に抑えるための努力を追求することで合意していましたが、今回も具体策は盛り込まれず、目標達成に向け「さらなる努力を追求する」と「さらなる」という表現が追加されるに留まりました。
しかし、発展途上国の悲願であった、気候変動により生じた発展途上国の「損失と被害」に対する支援基金を創設することで合意したことは大きな成果と言えます。
また太陽光や風力といった再生可能エネルギーの導入を加速すべきだという認識で一致し、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを達成するため、30年までに年間4兆ドルを再エネに投資する必要があることも明記されました。
具体的な内容については来年開催されるCOP28へと先送りとなったものの、長期化するロシアによるウクライナ侵攻に伴うエネルギー不足が各国で深刻化する中、発展途上国側の地道な働きかけが先進国側の最大限の譲歩を引き出したことは現状において精一杯の成果だったのではないでしょうか。
そして、今こうして地球温暖化という難敵に対峙した我々が為すべきことは、「よい攻撃」に転じる時まで前向きに「よい守備」に徹することなのかもしれません。
さて、タクミーズのスカウト担当が各地のクラブチームを視察して回り厳選して集めた新進気鋭のルーキー11名は今回の日本代表の勇姿に何を感じ、来シーズンどのような守備を見せてくれるのか、そして試合後のインタビューでは一体どんな表情で何をカタールのか、今から期待と不安が膨らみます!タクミイレブンに乞うご期待!
【採用に関するお問い合わせ】
(株)タクミ電機工業 人事・経営管理本部 新卒採用担当
Mail: recruit@takumi-denki.net
TEL: 080-8201-1033

